気まぐれ男子とクール女子

気まぐれ男子のイライラ

そんなこんなで今はゲーセン。

「ねぇ、ちょっと遊ばない?」

そんな声が隣から聞こえる。

「ここに連れがいるんだけどな〜」

遼斗は笑ってそう言う。こいつ、ぜってー楽しんでやがる。
あーー、面倒くせぇ……ゲーセンはこれがなけりゃあ、楽しいのに…

「あら、男2人じゃ楽しめないでしょう?一緒に遊びましょうよ」

もう一人の女が俺の腕に絡み付く。もう一人の女も、遼斗に絡みついていた。

「……悪りぃな、性格ブスには興味なくてね。見てたぜ?あの女、虐めてたろ。怖いなぁ、性格ブスは」

俺がそう言うと、カッと顔を真っ赤にして、早足で去って行った。
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