こんぺいとう

輪廻

約束どおり由月は純を連れて祖父の家に向かった。
写真を見て、純のお祖父さんと由月の祖父が何らかの関係があったみたいだ。と由月から聞いた時には、さすがに純も驚きを隠せなかった。

家のチャイムをならす前に由月は一度深呼吸をする。
これからどんな話を聞くか分からない。
緊張と不安でいっぱいだった。
純が由月の肩をポンッとたたく。
由月は軽く頷くと、決意をしてチャイムをならした。
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