無声な私。無表情の君。
第1章 ~イジメられていたのは~

〜嫌〜

コンコン

職員室のドアのノックする。
一言も喋らず、ズカズカと提出物を持って入る。
けれども先生方は誰一人として怒らない。
何故かって?それは_____


「おはよう。古田さん!声、出るようになった?」


保健の先生が久々に話し掛けてきた。


フルフル


私は《no》のサインを出した。

そう、私は

声が出せないのだ____
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