黒猫男子とツンデレ女子
第2章

ムカつく奴


4月、私達は2年生に進級。
玲もギリギリ進級。

「あ、怜ちゃん!クラス別れちゃったね」


「なんで3人だけ一緒なの!ずるい!!」


「そう?玲と離れたのが嫌なんじゃないの?」


からかう様に伺うかるちゃん。


「うーん…嫌じゃないけど、なんかめんどくさいかな。それに玲が進級出来たなんてありえない。」


「怜ちゃんそこ突っ込む?(笑)本当に玲が心配なんだね。」


「心配してないし!」

いや、心配したよ。

だってほとんど学校サボってたじゃん。

そこそこの頭なのに勉強しないから赤点取るしさ。

よく進級できたわ。

まぁ私のおかげだけど。


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