「恋愛かあ。いやねー、女ってさ。28で結婚焦って、29で諦めて、独身のまま30迎えて結婚絶望するけど。婚期逃し続けて34にもなっちゃうと今度はむしろ悟りの境地でさー、逆に恋愛とかまあもういいやって気分?独り身が楽しくなってきちゃうんだよねぇ」


……久し振りに千夏先輩の方から飲みに誘ってくれたって、浮かれてた俺がお馬鹿さんでしたよ。


何度もはぐらかしてくる先輩に、『最近恋愛方面どうなんすか?』って、今晩だけでも何回聞いたことか。

3ヵ月も前から2人きりになるとちょこちょここの話題出してんだから、どんだけ鈍くても『あれ、もしかしてコイツわたしに気があるんじゃない?』って気付くだろ。

なのに『独り身サイコー宣言』的なこの返し。男いらないってか、完全俺、スルーですよね。遠まわしに「君眼中ないわ」の意思表示してますよね。

今日の飲みも、先輩は『男』じゃなくて『ただの同僚』を誘ったつもりだったんでしょ、どうせ。俺にだけ声を掛けてくれたってことにはしゃいじゃってた自分が、はずかしすぎて死にそうっすよ、今。

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