君とみた蒼空

不思議な女の子



太陽が、眩しい。



もうすっかり夏色に染まった外の景色を見つめながら、私はため息をつく。



今日から高校は夏休み。



手術のための体調管理ということで、私は今入院している。



「詩音! おはよ!」



私が朝ごはんを食べていると、舞が病室にひょっこりと顔を出した。



「舞、おはよう」



病院生活はつまらないけれど、こうして舞や蒼くん、歩実が来てくれるからちっとも寂しくない。



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