星に願いを~たくさんの幸せをありがとう~
テスト結果は…?



~蒼 side ~



さて……


採点しますか。


やっぱみんなできてないな。

難しかったかな?

これじゃ平均点低くなりそうだな。


次は……


美姫のだ。

どうかなぁ〜。

おぉ!

まる、まる、まる……

すげぇな。

これなら目標の90点こえられそうだな。

少し安心した。


さて……

点数は…っと…


……………………



…………………89…点?


間違いだと思って何度も計算し直す。



でも何回計算しても結果は同じ。


あと1点…

1点なのに。

今回のテストの平均点は52点。

クラスの最高点は美姫の89点。

普通に考えれば上出来だ。

あんな状態でこの点数をとれるなんて

すごい。


でも…

約束の条件は

「全教科平均点以上+保健は90点。」

たった1点なのに


その1点でこんなにも違うのか…。

どうしよう。

なんて美姫に伝えよう。

あんなに頑張ってたから…

悲しむだろうな


悔しがるだろうな


泣いちゃうかな


それを思うと言い出せない。


採点終わったらメールするって言っちゃった…

とりあえず

蒼『採点終わったよ。
今日は疲れてるだろうし早く寝ろよ。
また行くから。』

これでいいかな。

送ってからまだ1分もたたないうちに

美姫『お疲れさま(^v^)
採点どうだったかな?
90点こえられてるといいな。
先生も早く寝てね。
今日はありがとう。
また先生に逢えるの楽しみにしてるね(•᎑•)』

どうしよう。

言った方がいいのか…?

蒼『テストは今度蒔田先生が持ってきて
くれるよ。
それまでのお楽しみな。
じゃあおやすみ。』


なにがお楽しみだよ。

結果はもうわかってんのに。

こんなの聞いたら期待させるだけだろ。

なにやってんだよ俺。

でも、ほかになんて言ったらいいか

わからない。

すぐに返事が来た。

美姫『うん!
楽しみにしてるね!
おやすみなさい(*_ _)zzZ』

ほら。

やっぱそう思うよな。

明日どんな顔して美姫のとこに行けば

いいんだろう?

俺が行くとき

美姫はもう結果を知ってる。


俺は結果がどうでも誕生日お祝いするつもり

だったけど…

美姫はまじめに頑張ってたしな。


そう。

明日は美姫の誕生日。

結果的にはダメだったけど…

でも教師として約束を守るのではなく

彼氏として彼女の誕生日を祝うのは

当然のこと。

だからもちろんお祝いする。

プレゼントなにがいいかな。

美姫のことは心配だけど…

美姫にとって最高の思い出になる誕生日に

したい。

俺にとっても。



次の日。

蒼『蒔田先生おはようございます。
これ蒔田先生のクラスの答案です。
採点できたのでよろしくお願いします。』

蒔田『おはようございます紺野先生。
あぁ!ありがとうございます!
えっと……昨日桜空さん大丈夫でしたか?』

テストを受け取りながら美姫のことを

聞いてきた。

蒼『なんとか大丈夫そうですよ。
少し入院になるそうですが…』

蒔田『そうですか…
じゃあテスト渡しついでにお見舞い
行ってきますね!
紺野先生も行きます? 』

蒼『あ…僕は用があるので…
また行きます。
あの……他の教科ってどうですか?』

蒔田『桜空さんですか?』

蒼『はい。』

蒔田『桜空さん、今回のテスト
今までで1番いいですよ!
得意教科はもちろん苦手な数学と英語も
平均点以上です!』

まじか…

余計にショックだろうな。

蒼『そうなんですか。
ありがとうございました。』


美姫になんて言おう……

仕事に身が入らない。

早く逢いたい。

でもどんな顔して逢えばいいのかわからない。




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