私と金髪と秘密の教室。
金髪と私と。
ドンッ
そして、この状況。
ち、近いって顔!
そんなにキレイなお顔を近づけないでいただきたい!!
そうゆうの免疫ないんです!
私はぎゅっと目を瞑って俯いていた。
カタッ
え。
め、眼鏡ーー!!
「へぇー。委員長って眼鏡取ったら案外キレイな顔してんじゃん。」
な、ななな何を言ってるんだ、この人は!
『あ、あの、眼鏡返してっ!』
眼鏡に手を伸ばす。
「だーめ」
そう言って眼鏡をヒョイっと上にあげた。
さっきより一層、顔が近づく。
や、やばい!
何これ。このドキドキは何だ!
治って!!
私は完全にフリーズ。
もう、目が離せない。
動けない。
宮井くんの手が私の頬に触れた。
私の顔が熱を帯びる。
それを見て彼はフッと優しく笑った。
そして、ゆっくり、ゆっくり、顔を近づける。
3、、2、、1…………
〜end〜