【完】あたしはニセカノ。
ホントのカノジョになれる日まで
涼くんとちゃんと付き合うようになってから、



2週間が経った。




当初の契約の日から、




今日でちょうど一か月。















「涼く~ん」




あたしはいつものごとく、お昼のチャイムが鳴ると同時に涼くんのクラスに向かった。




教室の外から呼ぶと、




鬱陶しそうに、チラッと見られる。




わっ!




今日も、相変わらずの厄介者を見るような視線に、




思わずあたしも苦笑い。




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