ピンクな理想、グレーな現実
理想と現実
「あんなやつやめて、俺にしとけよ」



人気絶頂の若手実力派俳優にそっくりな男性から、壁際に追いつめられ、彼の両腕に閉じ込められる。


深夜コンビニ帰り、偶然エレベーターの中で二人きりになった同じマンションの住人からの、突然の壁ドン。


さえないOLの私は、イケメン過ぎる男性の顔を見上げ、言葉を発することもできない。


けれど心の中では、マンネリの彼氏よりも当然あなたにしますとも!と、大きな声で力いっぱい叫んでいた。


私がそのセリフを心の中で五回ほど叫んでいると、しだいに俳優似の彼の顔が私の顔に近づいてくる。


まさか......!?
これは、もしかして、もしかする!?


期待が抑えきれずに、つい鼻息が荒くなってしまいながらも、私はゆっくりと目を閉じた。

そして、二人の唇は......。
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