ずっと俺の傍にいろよ Ⅰ
その後…歩いてから数十分が経ち、目的地の場所に到着した。

そこは廃墟のような古びた工場だった。

昼間なのにも関わらず、薄暗く人気もない。
まるで寂れた街の外れ___



直ぐには工場には入らないで、端から様子を少し伺っていると・・・

この工場から変な匂いが立ち込めた。
何だろう。煙なのに、もっと濃度が薄いやつみたいな。


でも火事が起きているとは考えられない。


火が出ているとは思えないし、普通火事だったら中から人が出てくるから。


その瞬時、だんだん眠気が襲って来た。


体が付いていかず、ふらふらする。



もしかしてこれって、催眠ガス?



私は無防備なまま、その後意識が途絶えた。
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