俺様彼氏の誘惑
第一章 王子なアイツ
--ピピピッピピピッピッガチャ!
『ん~~…。……げっ!!ヤバイっ!!』
私、高宮梨香は3度目の目覚ましにより人生
最大の危機を迎えております!!
『ヤバイ遅刻しちゃうっ!!』
急いで髪を整え、制服に着替える。
「もう!入学式に遅刻なんてダメよ?」
お母さんは呑気にコーヒー飲みながら
あたしを見ている。
『そんなこと言うなら起こしてよ!
行ってきます!!』
勢いよく家を飛び出し、通学路を急いだ。
あたしの家から学校までは歩いて15分くら
いだ。