業務報告はキスのあとで
「えっ?あ、手島さん……」
「あ、手島さんだ〜」
声のする方を向くと、そこには資料を片手にこちらを見ている手島さんがいた
そんな手島さんを見た後「あ」と声を出した西野さんが私の耳元へ口を近づける
そして
「手島さんに聞いてみたらどう?平岡さんと仲良いし…手島さんなら何か知ってるかも!」
と、小さな声で言った。
「あ……う、うん」
あまり乗り気ではないものの、確かにそうかもしれないとも思う。
手島さんが何か知っているのなら……
「何?二人して」
「あ、の……ちょっと相談が……」
聞いてみるのも、いいかもしれない。