平岡さんが『あ。』と発した時点で下の名前を呼ばれるのではないかと感じていた私は、普通に『小松さん』と名字で呼ばれたことにホッとする

そんな、胸をなで下ろしている私へ平岡さんがひとこと。


「今週の日曜日……というか、明後日か。空いてる?」

「え、っと……20日ですか?」



日曜日といえば、この会社の定休日。

彼氏がいるわけでもなければ実家に帰る予定もない私は、基本的に休みはゴロゴロしているだけで予定なんてあるはずもないけれど…


「空いてはいますけど、そんな事聞いてどうするつもりですか」


もし、仮に。

本当に仮に、何かの誘いが来たとしても私は断るだろう。

まだ誘いが来ると決まったわけではないし、何だか悪いけれど休日にまで平岡さんに会う気はさらさらない。

そんな事を私が考えていると知るはずもない平岡さんは髪をぐしゃっと掻き乱しながら私を見た


「あー……いや、今年の新入社員のウェルカムパーティ的なのをしようかなーって考えてるんだけど……どう?小松さん参加してくれる?」

「ウェルカムパーティって……もしかして、歓迎会の事ですか?」

「あ。そうそう、それ。歓迎会」

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