激愛
第6章
一人の金髪の男が目に入る



細い目は鋭く浅黒い肌が印象的、白いシャツにジーンズと言うシンプルな服装




こいつが黒陀の総長か・・・たぶんそうだ



まとうオーラが半端ねえ、俺を睨みつけたまま決して視線をはずさない



男はにやりと口角を上げ微笑んだ後膝に乗せていた女の腰を抱き寄せた



この女・・・・何処かで見たことが?



俺は黒陀の総長に気を取られていて気付かなかったが・・・・




男が膝に乗せた女の耳を甘噛みするとゆっくりと髪を撫でる



すると女は甘い声を上げて男に抱きつくと啄むようなキスをしたのだった




男が女のおさげ髪をゆっくり撫でながらふたりはキスを繰り返す




濃厚キスを繰り返していると男が膝の上に乗ったままの女の髪を引っ張った




ばさっとおんなのおさげ髪が足元に落ちる



現れたのは金色の髪・・・・眼鏡をはずしているけれどこいつは・・・朱実?




なにがどうなってる?朱実は黒陀の奴らに拉致されたはず




目に前にいるのは本当にあの朱実なのか?




俺は微動だに出来ないままふたりのラブシーンを見つめていた
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