叶わない恋

ディナーの後で



仕事終わり、

彼が連れていってくれたのは

高級感溢れるレストラン。



『長谷部さん…』


「それ、やめないか?康介。康介でいい」


『康介さん…?』


「あぁ、沙織」


と、優しく微笑む康介さん。


その表情に胸が高鳴った。



「ん、」


意味がわからなくて

キョトンと首を傾げる。


「腕」


そう言って私の腕と絡ませる。


『あの…必要ありますか?』


「いや、なんとなく。嫌か?」


『いえ…』


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