色々な恋
先輩!?
次の日学校に行くと夏海たちはもう来てた。いつも一緒に行ってたけど最近はうちが遅いからおいてかれる。
毎朝夏海は、階段の上で待っててくれる。ちょうど夏海がこっちに来たから....
△うちねつきあったよ。
▲あー颯斗くんと?
△ううん。翔也先輩
▲ふーん。って、え!?まじで!?
△うん。まじまじ
▲えーきゃーほわー
夏海はほぼ言葉になってなかった。
結構驚いててそのあと空にも伝えたら驚いてた。

それから翔也先輩とは毎日のようにメールしてた。けどあっちも色々忙しいらしくて会えることなんてなくて電話も出来なかった。ちょっと寂しい。
けどしょうがないし、めんどくさいと思われたくないから我慢することにした。

....なんかこの頃月日が経つのがはやいなー。あれから2週間経つ。珍しく今日は翔也先輩が電話しよって言ってくれた。
友達といて、テンションがたかいみたい。
....ドキドキ
「もしもーし」
「「「もしーーー!」」」

え。3人くらいいる。しかもみんな声が似てて翔也先輩の声がわからない....笑
ちょっと黙ってしまった。
「あ、ごめんねごめんね!もしもーし?」
あ、翔也先輩かな。
「んーと。翔也先輩?」
「そだよーん?」
「え、なんか声が想像とちがう!」
....ほんとに想像してた声と違くて少しひくい。それから1時間位話してて、楽しかった。今日はもう電話を切って寝た。
電話って毎日してて“慣れちゃう”のは怖いけどしなすぎて寂しかったり“冷めちゃう”のも怖いね。
実際付き合ってからもう3週間経っちゃったけど1回も会えてない。何度か誘ってみるもののドタキャンばかり。
素直にいっちゃうと寂しい。けど翔也先輩に合わせなきゃってがんばる。けどうちも我慢してばかりじゃいられない。
話聞いて欲しい時だってある。悩み聞いて欲しい時だってある。
けどうちが元気でいないとだめだからね。君の前では嘘をつく。
大丈夫。
貯めすぎた時は純に聞いてもらってる。
夜中だったりするし、本当に迷惑だなって思うけど、真剣に答え返してくれるから相談したくなる。
結論、翔也先輩にあわせる。大丈夫。気分屋だからね。
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