{♡}す き だ っ た 。
〜番外編〜



互いの家を行き来して勉強したり、、、


と書きましたが、

ここでちょっと番外編として
いつもの放課後の二人の様子を書きたいと思います。



〔1〕ある帰り道

私は友達と帰る気満々で下駄箱にいた。

大雨なのに貸出用の傘はもう品切れで、
傘のない生徒がもう少し弱まらないかと、下駄箱にたまっていた。

『あやか!!かーえーるーぞ!』

「えっ!?」

無理やり腕を引っ張られて

「ちょっとまって!友達と帰るんだけど…」

『いーの!!俺と帰んの!(ひっぱる)』

結局外まで連れてこられてしまった。。

大雨。






…あれ?こいつ、、、

【傘持ってない!!】


「え?もしかして傘持ってないの?
普通傘持ってるから、傘ない女の子を帰り道に誘うんでしょ!?」

『うるせー持ってねーよ。
なんでお前持ってねーんだよ』

まじかー。

もうびっしょびしょで帰った2人でした。








〔2〕ある放課後

この日はゆうすけが、鍵がなくて家に入れない私を家に入れてくれた。

男の子の部屋なんか入ったことなかったからなんか緊張した。

そして、こんのチャラ男は下手くそなピアスを開けて耳が真っ赤だったのだ。





『そこの消毒ティッシュにつけて』

「これ??」とりあえず言うこと聞く。

『それ俺の耳にあてて。消毒して。』

しみないのかな?痛そうだったけどティッシュで耳たぶをつまんだ。

『五分間そのままね。』



彼はベッドに寝ていてわたしは
彼の耳たぶをつまみながらちょこんとベッドに腰掛けた。










「もう5分たったよ〜〜」

『あと30分』

「あと30分このまま!?つら」

『いいじゃん。もっと力入れていいよ
ぐーって!』






ーー30分後

「時計見て。30分たったよ」

『たってない。まだ5分しかたってない』

「えー!」

ずっとこんな調子で一時間半くらいこのままだった。

耳たぶを摘んでる方の手は、もう手汗がやばかった。

しかも寝返りにわたしの腕を巻き込んでくるから、腕まくらみたいになった。

舌伸ばして私の手舐めようとしてくるし( ◞‸◟ ) やれやれでした。





〔3〕ある放課後

『おじゃましまーす』

「ちょっと!勝手に入んないでよ」

『なんでよ』

「普通人んち勝手に入らないでしょ
今、部屋散らかってるし。」

『ただいまー!つって?笑
お前の汚い部屋なんか慣れたよー』

結局いつも負けてわたしはコイツを部屋に入れてしまうのだった。


私の部屋に来ることの方が圧倒的に多かった。というか、テスト期間はほとんど毎日。


「靴下でベッド乗んないでって!」

『いーじゃん?』
わざと靴下をベッドにすりすりする。

「よくなーーい!」
彼の重たい足をベッドからどかそうとする。





ずーっとこれの繰り返し。
何回言ってもやめない。

『枕によだれ垂らすぞ』

キャァァァァアアアアアアアアアア





、、、勉強もせず少女漫画を読みだしたゆうすけ。

『お前に拒否権ねーんだよ』キラーン

みたいに漫画の台詞を私に言ってくる。



彼女を犬呼ばわりして、躾するドSな彼氏がでてくる少女漫画を読むと、

私の事を 犬 って呼んでくるようになり(。-ˇ.ˇ-。)


『お前飼い主様にそんな口聞いていいのか?』

って言うようになった。。









〔4〕お散歩

きっと今日は、勉強オールだ。

するとゆうすけもオールするらしく
電話しながら勉強した。


それで、

『4時になったらお散歩な。』

と言われた。






「お散歩って、、、犬ですか私」

『そーだろ』







本当に寝ないで4時まで勉強して、

『おれんちの下こーい』

と言われたので3分もかからない
ゆうすけの家まで行った。


まだ暗くて、人がまるでいない。

なんだか楽しかった。



公園の方まで行って
また語ったりして、この後学校だったからまたあとでって、解散した。



こうやって、早朝デート(お散歩)することは多かった。




なんか彼女じゃないし、犬ってむかつくけど他の子とは違う感じがして実は嬉しかった、、、あれ、私ドMなの!?。












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