黒色女子を個人授業
可愛いって……

服――気付いてくれてたんだ。

昨日は一日ほとんど話をすることもなかったし、見てもいないだろうと思ってた。

また少し胸が熱くなる。

最近、なかなか冷静になれない。


大城さんは私の服をジッと見つめた。

今日はいつも通りのパンツスーツだ。

昨日あんなことがあってから、さすがにスカートを履く気分にはなれなかった。

「まぁ、これに懲りずに、また可愛いカッコしてきてよ。僕も目の保養になるし」

言ってニッコリと笑った。


この発言ってセクハラじゃないだろうか?

この人が言うと嫌にならないから不思議だ。
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