***第8章***



彩香のことは、本当に良い友達だと思ってる。


あの子ってしっかりしてるように見えるけど、本当は危なっかしくて、私が助けてやらないといけないの。

不器用で一直線だから、仕事に一生懸命になると、他のこと何にも目につかないし。

しかも強がりだから、辛くても助けを求めないで飲み込んじゃうし。

その上、天邪鬼だから、好きなものを素直に好きって言えないし。


本当は、甘い色とか、ふんわりした服とか、大好きなくせに、味気ない黒ばっかり着ているの。

きっと可愛らしい自分を受け入れるのが恥ずかしいのね。

ひょっとしたら、どうせ私になんか似合わないーなんて、卑屈なこと考えてるのかも。

この作品のキーワード
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