【短編】ヤクザのキミ。
*涙の世界*




朝いつも通り、

目が覚める。




彼は電話中だった。




寝ているフリをすると。



「あぁ…、アイツな。

ころっと堕ちた。



女ってそういうもんだろ。

快楽だけが、


女を楽しませるんだよ」




楽しそうに笑っている。


そうだ。


わかっていた。


お母さん、ごめんなさい…。




私は悪い子でした…。


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