「下手な口笛だね」


私は口笛を止めた。

バス停のベンチには一人の男が座っていた

【男】というより【少年】って言ったほうがなりにあってる

いきなりそんなことを言われたから

私は戸惑った、ただいま絶賛絶句中だ。


「でも選曲はいいと思うよ、その曲、
 
 僕も好き」

「あ、ありがとう」

(この人初めての人にだいぶ失礼だな)

最近上手くなった口笛を下手と言われたの
に対して

選曲はいいと褒められて微妙な気持ち

「散歩?」

私は1回うなずいた

「いいね、夕日きれいだし

 今日は...ブラッドオレンジだ」

(同じ事考えてる)

私は少し笑った、笑ったといっても

声は出さずに口角をあげるだけ。

「座る?」

少年はベンチの右に寄って

左手であいてるところをポンポンと

しながら言った。

その時の声と、表情が優しく、甘くて

思わず私は2回うなずいた。

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