「あ……ああっ……はぁ……」

 頭の先まで痺れるような感覚を味わった後、咲良は同じように恍惚とした表情で彼女を見上げる翔太の顔を見下ろした。目が合って、二人ではにかんだような笑みを浮かべる。

「咲良さん……」

 翔太に吐息混じりのとろけそうな声で呼ばれ、咲良はくずおれるように、ほってた自分の肌を彼の熱い肌に重ねた。咲良を抱き留めるようにしながら、翔太が二人の体にブランケットをかける。

「ふふ、あったかい」

 翔太の肌とブランケットに挟まれた温もりは、この上なく幸せな気分にしてくれる。

「寒いから風邪を引かないようにしないとね」

 翔太が言って片手を伸ばし、ベッドの端で丸まっていたパジャマを引き寄せた。

「もう?」

 まだ彼と肌を合わせていたくて咲良が不満そうな声を上げると、翔太が小さく笑った。

「せっかくのクリスマスイヴに風邪引きたくないでしょ」
「そうだけど」

 唇を尖らせる咲良に、翔太がかいがいしくパジャマを着せてくれる。

(でも、早く寝てもらいたいから、ま、いっか)

 そんなことを思いながら、咲良はブランケットの中でもぞもぞとパジャマのズボンを履いた。翔太が自分のパジャマを着るのを待って、彼の胸に甘えるように頬を寄せる。

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