犬系男子を被った王子様

・猫系女子、分かりません




「はぅ~」


「どしたの?淋…溜め息なんかついちゃって…らしくない」




とある昼休み…。
テストも終わり平和な日常が続くなか私は一人でため息をつく。




「そう?私だって溜め息ぐらいつくよ…」




チラッと離れた席の方を見ると犬川君が宇佐川君と仲良く話してる。



「はぁ~」



「またついてる…幸せ逃げるわよ…」




そして、何度目かの溜め息をつく。







< 111 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop