私と、総長と、幹部候補の三角関係。
姫の扱い



遼、西谷先輩、華永さん、春樹さん、遠碁さん、拳さん、そして私。


異様なメンバーで下に降りていく。

大広間と言えばいいのだろうか。
大きな部屋がある。

壁はコンクリート。
床はふ、フローリング!?

随分、大胆な…。



階段を降りる途中に大広間を見渡すことができるスペースがある。

西谷先輩がそのスペースに入り、春希さんが手を叩く。


『お前たち。よく聞け。』

西谷先輩が言う。
何何!?何が始まるの?
とでも言いたそうな興味津々の目をしているんじゃないか?

ちなみに私は興味津々。

『お前らには、あと1人“守るべき者”が出来た。』

んんー。言っている意味がわかりません。春樹さん。
私は背が高い王牙の幹部に隠れて下を見ることが出来ないが、野太い歓声が上がっている。

おぉ、迫力が…。

『ちゃんと挨拶しろよ。』


私に耳打ちをする遼の言葉を聞いて耳を疑う。




ナンノコトデスカ?

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