俺様ヤンキーと秘密の隠し事。
龍鬼への招待と?
〈屋上〉

外に出るのでマスクしてます。
さっきも言ったように、花粉症なんで。
朝も登校中もしてましたー!

『で?何の用かな?龍鬼さん?』

「やっぱりわかってましたか」

『そりゃ、さっき、クラスの子たちが騒いでたからな』

「そうですか、ま、いいです。単刀直入にいいます。龍鬼に入ってくれませんか?」

『断る』

もう、他の族に入ってますからねー!
しかも、総長ですからねー!
言えませんが。

「理由を聞いてもいいですか?」

『ああ、そうだな。理由は、関わりたくないからだ。人に、あまり』

嘘だけど、本当のことは言えないからね。

「そう…ですか」

わたしは、雷蝶だけなの。

雷蝶……だけ。
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