何故、こんな事になったのか……
私、三塚 樹は、今、人生最大の危機に陥っている。



私、普通に高校にいたはずだったのに…


『嘘だ、体が透けてる!!』


いや、透けてるどころか、足が無いわ!!
フワフワ浮いて、宙を漂っている。


そして、何より………


『ここはどこーー!?』


見渡す限り、家の屋根。
近い空に、風の音………



私は、外にいた。
それも、すごく高い所に。



『これは………夢だわ。じゃなきゃ、笑えないって!』


学校に向かう途中だったのは覚えてる。そこからの記憶が全く無いのだ。


思い出そうとすると、頭に靄がかかる。



『私、まさか死んだ?いやいやいや!やだ、そんなわけ無いよね』


だって、死んだ記憶ないし…………
でも、この状況って確実に…私、幽霊だよね?


空中を漂いながら、町並みを見渡す。
私の住む町だ、こう見ると、すごく綺麗だった。



私、こんな綺麗な町に住んでたんだ………
なんか、感傷的になっちゃうな、幽霊なんかになっちゃったからか…























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