「私は穢れてしまいました…」

「一体何が起こったの?」

私の意味深な発言に瑞希は眉根を寄せて尋ねる。


軽井沢から戻って早々、瑞希から連絡が入った。

今日は買い物がてら、パンケーキが評判のカフェでお茶をしている。

食事に行って以来、中谷先輩と中々よい感じだということ、その一方で、葛城と軽井沢であった事を掻い摘んでザックリ話した。

「中谷先輩のメールに心躍らせながらも、葛城の気持ちが彼女の方に向いていると解ったら、ソレはソレでおもしろくないのよね。自分がそんな移り気だとは思わなかったわ」

「なんで?ふつーじゃん。そんなこと」

「ええ?!そんな軽い感じ?!」

思いの外、アッサリした瑞希の反応に私はギョっとして聞き返す。

「だってさー二人とも素敵じゃん。そりゃあ直ぐには選べないって」

いいなー、と至極ライトな感じで言うと、カフェラテを一口飲む。

さすが肉食女子。本能の赴くまま生きている

「ちょっと待ってよ!でもこれって二股なんじゃないの?!」

「いやいや、どっちにもまだ股掛けてないでしょう?」

可愛い顔してケロリと明け透けな発言をするので、思わずパンケーキ吹き出しそうになる。

「中谷先輩のことは純粋に好きだってコトは自信を持って言えるけど、葛城さんはどうかと思うのよ、実際のとこ」

どういう意味?瑞希は小首を傾げて聞き返す。

「ほら、キ、キスとかしてるから何だか好きなのかなって勘違いしているだけなのかもしれない。感情というよりも生理的な欲求というか」

私は最近罪悪感に苛まれている悩みを思い切って友人に打ち明けてみる

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