俺はあの日、一生分の運を
使い果たしたのかもしれない。


だから、


もうそれ以上望むのは
身の程知らずなのだと何度思ったろう。




それでも夢見ることを止めれない。







「もうあの人を追うのやめたら?」


「こればかりは
お前の言うことでもきけない」



手に入らないと思うから想いが募る。

近すぎて諦めるきっかけが掴めない。




「……そんなに好きか?」


「ああ、自分でもどうかと思う程好きだ。
俺にはあの人しかいらない」


目の前の親友と話してると
まるで自問自答してるみたいだなと思う。


「どこが好きなんだ?」


「全部」



俺達は似ている。


好きになっていはいけない人を
好きになってる所も
その相手から相手にされていない
――――その点も。



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