「やっとあの人と
一緒にいても良いんだと
思うとそれだけで嬉しくて」

今では笑う親友の顔を見れるとは
あの時どうして想像ができたろう。

俺の中で彼とその想い人との
関係はいつもリンクしている。

自分とあの人とを重な合わさずには
いられない。









「転校生ですか?」



「そうなの、色々とね不慣れな所
あるから教えてあげて欲しいのよ」

「それは勿論、構いませんが」

六年生で、しかも二学期も
もう半ばを過ぎているというのに
今頃?絶対無いと言い切れないけど
にしても希じゃないかな。


「珍しいですねこんな時期に。
具体的に何をしたら良いでしょうか?」

「ふふ。確かにそうね。
でね、学級委員長の石川君が
率先して話しかけて貰えると
助かるんだけど。
何か困った事とかあったら
すぐ相談してね」


「ハイ、先生」


明日、突然転校して来る子がいるから
面倒をみて欲しいと職員室に呼ばれた
訳なんだけど。

普通、事前に生徒に知らせたり
するものだろうか?
イメージとしては当日朝にいきなり


“今日から転校生が来るから宜しくね”


って、感じで。
実際今まではそんなパターンだったけど。


不思議な感じだ。

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切ない  義兄弟  シリアス  年の差  高校生    じれじれ  年齢差 

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