私を惚れさせて。私の虜になって。
予感
いつぶりかに、ぐっすり眠れた私。

目が醒めると、まーくんはまだ熟睡中。

松木は…

「おはよ。俺の彼女」

「……はよ」

頭がおかしい。

「まーくん熱は?」

そう言いながら、まーくんのおでこに手を当てた。

「下がった…かな?」

「あぁ。1日で治ったー」

「よかった」

まーくんから手を離す。

すると、その手を松木にギュっと握られた。

「どうした?」

「まーに触ったから」

理由になってない、変なことを言いながら、私の手をきつく握った。


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