私を惚れさせて。私の虜になって。
いっぱい、いっぱい
すぐそばにあったショッピングモールに入る。

「あ、ねぇねぇ菅原、これ着てみてよ」

入り口そばの洋服屋で、まーくんは1着の服を手に取った。

「なにそれっ!」

衝撃的に、ダサい。

「面白そーじゃん」

「ふざけんな私が面白くない」

一刀両断したら、まーくんは大人しく服を返しに行った。


「とりあえず、俺、餓死しそうなんなけど」

不機嫌になってきた松木。

< 274 / 489 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop