私を惚れさせて。私の虜になって。
私は部外者
「ただいまー」

「おかえり、友李ちゃん。遅かったね」

「うんー。宿題しててー」

「偉い偉い」

子供みたいにお母さんは私を褒める。

「ふふ」

だから、私もそれに乗る。

「夜ご飯、すぐ用意するから」

「うん」

「お姉ちゃんおかえりー!!」

「ただいま」

3つ下の妹、優葉。

「優葉!はやく寝なさいっ」

「はぁーい」

私はダイニングに座った。

「はい」

お母さんは私にごはんを出して笑う。

「じゃあ、明日早いからもう寝るね。あと、よろしく、友李ちゃん」

「うん」
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