私用を終わらせた俺は、車を走らせた。
…向かった先は、理子の家。
用が済んだら行くと言ってあった。

駐車場に車を止め、理子の部屋へ。
インターホンを鳴らして間もなく、静かにドアが開いた。

「…理子、どうかしたか?」
先程会社に居た時と打って変わり、曇った表情の理子。俺はそっと、理子の頬に触れた。

「…社長」
「…ん?」

「私が…「…なんだ、言いたい事があるならちゃんと言え」

「すみません、何でもありません」
そう言って、理子は微笑んだ。

「本当に?」
「はい、すみません、本当になんでも」

理子の態度に違和感を覚えつつ、でも、なんでもないと言うのだから、もうしばらく様子をみよう、そう決めて。

その日はずっと、不安そうな理子の傍を離れる事が出来なかった。

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