…帰った。
その事を見届けて安堵の溜息をついた。

社長室に続く秘書室。
秘書室を通らないと、社長室には入れない。

…だから、私は逃げた。
御堂龍介。…私の人生の最大の天敵。

大学で、必死に勉強をしながら、将来の為にただひたすら毎日を送っていた。

そんな私の生活に、割り込んできた龍介。

私の静かな生活を、完全に乱した。
…まさか、龍介が御堂コーポレーションの御曹司だったとは。

…まさか、龍吾の弟だったとは。

この不運から、私は逃れることは出来ないのだろうか?

色んな事が、毎日走馬灯のように駆けていく。
それを受け止めるのがやっとなのに、こんな事ってない。

…大好きで、愛しい龍吾の手を、自分から離す日が来てしまったのかもしれない。

…そんなこと、したくないのに。

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