春休みが明けた新学期。

 ユイ達は二年生へと進級した。


「一年は早いわね」

「また皆一緒だと良いのにね」



 周囲が、クラスが上がったり下がったりで喜怒哀楽している中、これまでと同じHクラスの名簿を見るが、そこにはユイだけでなくルエル達三人の名前も載っていなかった。


「無いね……?」

「もしかして、下のクラスに落ちたのかしら?」

「げっ、まじかよ………」


 顔面蒼白なゲイン。

 ユイ達は自分達の名前を探して下のIクラスの名簿を見たがそこにもなく。
 ならばと、一つ上のクラスのGクラスの名簿に目を通すがそこにも載っていない。


「無いわね……」

「うん………」


 ユイは嫌な予感を感じつつ、FクラスEクラスと段々遡っていき、Cクラスの所で漸くルエルとゲインの名前を発見した。


「一気にCクラス……」

「でも、ユイとフィニーの名前はここには無いわよ」


 そして更に遡り、とうとうAクラスの名簿に名前を発見した。


 ユイはそこに自分の名前があるのが信じられず、目をこすり再び見る。
 しかし、幻で消える事なくユイの名前は存在していた。



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