あなたの優しさが…
洗面所へ行き、済ませる。

キッチンへ行くと、使われていないようだった。

調理器具は揃っているのに…

冷蔵庫もビールばかり。



昨日、お土産にしてもらった料理を
朝食に食べた。


雅樹の話だと、この部屋は
たまにしか使わないと言う。

実家に住んでいてる…と。


『必要なものはコレで買え』

そう言うとカードを渡された。

「いえ、大丈夫ですよ!部屋に帰ればありますから…」

そう断ると、また眉間にシワが寄る。

今日からココで食事をすると言う。



あ…部屋はどうしよう…
そう考えていたら
私の考えていることがわかったようで

『解約する。荷物をまとめに行け。
大東をつける。』

やっぱり解約だよね。
けど大東さん、必要かな?


『何かあったら連絡しろ』

携帯番号を渡された。



着替えると言われ、私は洗い物をしに
キッチンへ向かおうとしたら


『おい』

振り返ると、手招きをされた。



…着替えを手伝うの?
ふふふ…なんか嬉しい。


私はにやけながら向かった

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