あなたの優しさが…

『知ってたんだ…水曜に金を渡してたの…だから、今日どうするのか美咲を試した。すまん…』


雅樹の話を聞いても
私が悪いから…

「そ…それでも…雅樹に言わなかった
…私が悪い…迷惑…かけたくなくて…」


私を抱きしめながら

「迷惑なんて思ったことはない」

「俺は美咲が居れば、それでいい」


その言葉に、雅樹の顔を見た

優しい笑顔…私が大好きな雅樹の顔…



私は雅樹に惹かれてる…

雅樹が好きなんだ。


初めて会った時から惹かれていたんだと思う。


そんな事考えていたら

雅樹がフッと笑い

『美咲…多分、俺と同じ事考えてる』


えっ?と思い顔がカーッと赤くなった。

恥ずかしくて下を向こうとしたけど、

雅樹に阻止され


雅樹に初めて唇を奪われた。
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