年下ワンコとオオカミ男~後悔しない、恋のために~
本店は、客層も学生が多いような、ノーブルよりも気楽な雰囲気だったらしい。大輔くんも元々そこで働いていて、移動になった時は初めはすごく気疲れしました、と笑った。
「タケさんの接客、真似しようと思うんですけど、やっぱりいつの間にか地が出ちゃうんですよね。だから美容師っぽくないって言われちゃうんですけど」
「確かに辻井さんは、丁寧なのにわざとらしくないね」
大輔くんと話している時と私に話しかける時と、全然違うのにどっちも自然。大輔くんと話している時のほうが元々の辻井さんなんだろうけど。
「あの人、一体いくつなの? 店長って言うには若い気がするんだけど」
「今、確か三十一です。今度三十二になるんじゃないかな」
てことは私より二つ上か!
くん付けじゃなくて、無難にさん付けで呼んどいて良かった!
「もっと若く見えますよね。初めて会った時から、外見全く変わってないですもん」
驚いた私に同意を示して、それから少しうかがうような目で私を見た。
「タケさんの接客、真似しようと思うんですけど、やっぱりいつの間にか地が出ちゃうんですよね。だから美容師っぽくないって言われちゃうんですけど」
「確かに辻井さんは、丁寧なのにわざとらしくないね」
大輔くんと話している時と私に話しかける時と、全然違うのにどっちも自然。大輔くんと話している時のほうが元々の辻井さんなんだろうけど。
「あの人、一体いくつなの? 店長って言うには若い気がするんだけど」
「今、確か三十一です。今度三十二になるんじゃないかな」
てことは私より二つ上か!
くん付けじゃなくて、無難にさん付けで呼んどいて良かった!
「もっと若く見えますよね。初めて会った時から、外見全く変わってないですもん」
驚いた私に同意を示して、それから少しうかがうような目で私を見た。