flower・wing・light②

小さい頃

それは四年生の頃


私は引っ込み思案で友達と言える子は楓ちゃんしかいなかった


だからいつも男の子と喋るときは楓ちゃんの背中に隠れて喋ってた


きっとそれが男の子には可愛いと思われていたのだろう

だから

楓ちゃんがいないときに

「ねぇ、なんで可愛こぶってるの?」

「男子のウケ狙いなんでしょ?」

「そ、そんな訳じゃ...」

私はその子たちが怖かった
そして楓ちゃんがくると

「花っーー!どうしたの?」

私がその事を楓ちゃんに言おうとすると
睨んできて

「今の事言ったらわかってる?」

と言ってきた
だから私は怖くて親友の楓ちゃんにも言えなかった。
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