俺様上司は、極上の男!?
それから、メグ子さんと小花とよく行く居酒屋『はるちゃん』に移動。
カウンター席の真ん中を陣取り、大将に焼酎をボトルで注文した。

やってきた千年の孤独をロックアイス入りのグラスに手酌で注ぐ。
しみじみなんてゆとりなく、水のように胃に流し込んだ。


千年の孤独だってさ。

それと比べたら、私の一瞬の孤独感なんて軽いもんだ。


友達と彼氏が私を裏切ってイチャコラしてたからってなんなのよ。

親友だと思ってた女が実は肉食で、男を奪うガッツがあったからってなんなのよ。

彼氏が私を切るために「おまえとは本気じゃなかった」的な発言をしたからってなんなのよ。


それとも私も泣けばよかった?

ひどい!
二人ともひどいよっ!

とか言ってさ。


できるかーい!!
そんなこと!!

そこまで惨めになんかなれない。
こういうところが意地っ張りって言われる要因?

そうだよなぁ。
きっと、私は意地っ張りの可愛くない女なんだ。

自分からは、すがれない。
人前で涙も流せない。
無駄なプライド。
嫌になる。
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