秋月 和(あきつき なごむ)は、苦労性の女子高生。 横暴な義理の父とわがままな義妹にふりまわされ、バイトに家事にと忙しい日々。
けれど、ある日ぷっつんと何かがキレた。
「もう、やっていられない。こんな家、これ以上いてたまるか! こっちから出ていってやる!」
というわけで。
行くあてもなく家出をしてみたのだけど……。
よく立ち寄る神社に、言葉を喋る巨大な鳥がいまして。
困っていた彼(?)を助けたところ、ひょんなことから違う世界に行ってみることに。
わがままな義家族を困らせるつもりの軽い気持ちが、後にとんでもない運命を呼び込むことに。
思いがけない運命の輪が廻り始める――。
野いちご用完全オリジナル書き下ろしファンタジー。
2015.1.19.Start~2016.3.15End
※『異世界にて、王太子殿下にプロポーズされました。』のスピンオフ作品となりますが、完全に独立したお話で、これ単体で読まれても問題ありません。
2015.2.3
タイトルを「異世界にて、帝国の皇子に見初められましたが…?」より、「異世界で帝国の皇子と出会ったら、トラブルに巻き込まれました。」へ変更いたしました。
目次
- プロローグ~家出先は異世界でした。
- 第1関門~異世界の皇子と出逢ったら。
- 第2関門~ただ今滞在中です。
- 第3関門~帝都へ出発しますが、何だか波乱含みですよ。
- 第4関門~新しい出会いは、疑惑の芽生え。
- 第5関門~自分から、一歩を踏み出して。
- 第6関門~あたしは従僕でございます。
- 第7関門~偽りの皇子と王子。
- 第8関門~トライアングル、スタート?
- 第9関門~ニセモノ巫女と、あたしと。
- 第10関門~偽りの婚約者になって。
- 第11関門~それって、へ理屈のような。
- 第12関門~あたしは、知ってる。
- 第13関門~真実には遠いけれど。
- 第14関門~たいせつなメッセージ。
- 第15関門~異世界のお妃様という身分のヤマトナデシコさんたち。
- 第16関門~不可逆な時間が流れて。
- 第17関門~愛しいひとって、なんでしょう?
- 第18関門~異世界の王子様にプロポーズされました。
- 第19関門~あなたを、護らせてください。
- 第20関門~アイカという女性のこと。
- 第21関門~その、花の薫りは。
- 第22関門~変わっちゃいましたねって言われても。
- 第23関門~最後の夜には。
- 第24関門~なくしたもの、うしなわれたもの。
- 第25関門~契約……してください。
- 第26関門~ただの、夢だ。
- 第27関門~契約、のち。
- 第28関門~よみがえりの儀式。
- 第29関門~あなたの大切なひとは…。
- 第30関門~着いてこい。
- 第31関門~帰る場所。
- 第32関門~帝都へ。
- 第33関門~帝都、バラサンで。
- 第34関門~はじめましてと、城下町。
- 第35関門~カレー屋にて。
- 第36関門~皇帝陛下のオチャメ……かもしれない。
- 第37関門~本当、なの?
- 第38関門~……始まった。
- 第39関門~これでも、まだまだ。
- 第40関門~終わりにしよう
- 第41関門~あなただったの
- 第42関門~始めます
- 第43関門~戦い、そして――。
- 最終関門~あなたは……
- あとがき