森田当麻の奇妙事件簿2

富山が冷たく言い放つ。

こいつには感情がないのか。

「へいへい。……にしても、懐かしいな。この高校」

「懐かしい?皆藤刑事、この高校出身なんですか?」

現場である体育館に向かいながら、富山が聞いてきた。

「いや、俺じゃなくて……」

「俺の母校です」

皆藤の言葉をどこからか現れた当麻が遮った。
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