でも、慌てて両手で口を塞いだ私を見た部長は、クスッと笑っただけだった。

「ああ。おまえの“恋愛ポリシー”は知ってる。だから、これからはいい友だちづきあいをしようと、俺は言いたかったんだ」
「とも・・・だち?」
「これがしたい、したくない。あれは好き、嫌い。それはこう思う、思わない。とにかく、自分が思ったことを言い合える友だちだ」
「あぁ、なるほど」
「おまえが俺に言いたいことを言うことで、俺はおまえの恋愛相談にも乗ってやれる。何せおまえは、特に恋愛に関しては何も知らない上に、ニブすぎるからな」
「まっ・・・・・当たってますけど」

と認めざるを得ない自分が、あぁ情けない・・・。

「というわけでだ。早速だが」
「はい?」
「コンカツって何だ」
「・・・は」

この人、もしかして・・・・・・。

「婚活の意味、知らない、ですか」
「俺はアメリカに行ってた間、一度も帰国してないんだ。その間の日本の流行(トレンド)は知らん」
「ネットで調べたりとか・・・」
「トレンドには興味ない」
「あぁ、そうですか。えっと、婚活とは、結婚活動の略でして・・・」と、私は簡単に婚活の説明を部長にした。

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