クールな先輩の心を奪う方法
★
やっと離された唇。
だけど、保田さんは私を抱き締め離さない。
「…保田さん?」
「もう少し、このままで」
「…どうして、2人の時は、こんなに優しいんですか?
…どっちの保田さんが本当の保田さんなんですか?」
「どっちも、本当の俺だ。
佐々木を怒るのも、からかうのも、こうやって抱き締めるのも…
全て、佐々木を想ってしてる事だ」
「それって、どう言う…」
「本当は、お前の気持ちを聞く前から、とっくに心奪われてる」
「…⁈」
「…佐々木が、俺に初めて見せたあの笑顔に惚れた…こんな事初めてで、佐々木の気持ちを知ったら、尚更言えなくなって」
そう言った保田さんは、少し頬を染め、微笑んだ。
「…さっきの『好き』は、嘘じゃなかったんですか?」
「嘘じゃない…本当の気持ちだ。
俺は、佐々木が好きだよ」
どうしよう…嬉し過ぎて涙が止まらない。
だけど、保田さんは私を抱き締め離さない。
「…保田さん?」
「もう少し、このままで」
「…どうして、2人の時は、こんなに優しいんですか?
…どっちの保田さんが本当の保田さんなんですか?」
「どっちも、本当の俺だ。
佐々木を怒るのも、からかうのも、こうやって抱き締めるのも…
全て、佐々木を想ってしてる事だ」
「それって、どう言う…」
「本当は、お前の気持ちを聞く前から、とっくに心奪われてる」
「…⁈」
「…佐々木が、俺に初めて見せたあの笑顔に惚れた…こんな事初めてで、佐々木の気持ちを知ったら、尚更言えなくなって」
そう言った保田さんは、少し頬を染め、微笑んだ。
「…さっきの『好き』は、嘘じゃなかったんですか?」
「嘘じゃない…本当の気持ちだ。
俺は、佐々木が好きだよ」
どうしよう…嬉し過ぎて涙が止まらない。