AveniR-アヴニール-

回想~Ⅱ~

※ディクソンSide

「はぁ…」

僕は自分の部屋に戻り、

ドアにもたれ掛(カ)かっていた。

一応 みんなの前では

<俺>っていう一人称を使ってるが、

一人の時は<僕>という一人称に戻る。

まぁこれはどうでもいい。

「どうして、こうなったんだ…。」

部屋の中でそう呟(ツブヤ)いた。

突然、自分がイデアルシアにいた頃を思い出した。

僕はその国で初めて友達が出来た事も思い出した。
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