「俺の希望が聞けないなら……」

大乗は自分の持っていたワイングラスをテーブルに置き、ヒカルの瞳をじっと見たままワイングラスを持つヒカルの手をそっと握りこむ。

「グラスを置いたほうが良さそうだ」

グラスを持つヒカルの手は大乗に握られたまま動かされ、テーブルにグラスを置くと大乗の手がヒカルの手から離れた。「グラスから手を放せ」
言われて、震えながら手をグラスから放すヒカル。


「俺の希望……叶えられるか?」

どことなく寂しげな大乗のまっすぐな瞳に囚われてしまうようにヒカルは、大乗から目を離そうとしても離せずにじっと大乗をみていた。


―――この人の希望って……。やっぱり……そういう事?




大乗の指がヒカルのブラウスのボタンに触れる。ビクッとするヒカル。

「あの!……私…無理です!」

ガバッとソファから立ち上がるヒカル。



大乗に触れられたブラウスのボタンをぎゅっと握り締めて立つヒカルを、座ったままの大乗はじっと見つめた。





2015.1.29~
2015.5.22


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おすぎちゃん

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