本気の恋をしようじゃないか《加筆修正版》
実は今日、小牧君と一緒に過ごすって約束はしたんだけど何処へ行くとか何をするのか決めていなかった。
と言うか小牧君からは当日までのお楽しみと言われていたのだ。
「これからどうするの?」
私の問いかけに小牧君は、ケーキやお菓子、それにジュースやチキンを買いに行こうと言った。
私たちは、近くのショッピングモールではなく電車にのって少し離れたショッピングモールへ行くことになった。
クラスのみんなからの誘いを断った手前どこで誰に見られるかわからない。2人でいるときは周りの目は気にしたくないと言う理由だったからだ。

買いだしが終わった頃には2人の両手は買い物袋でいっぱいだった。
「こんなに買って2人で食べきれるの?」
どう見ても多すぎる量なのに小牧君は絶対食べると言い張る。
だからもし食べれなかったら罰ゲームでもしないとね。
なんて冗談を言いながら電車に乗った。
< 40 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop