『人の身体で女神の力を行使するとかなりの負担が伴う
…もう使うな』



「でも、困ってる人がいるんだよ?」



ルアンは少し目を見開き、眩しい物でも見るように目を細めた。


そして私の頬にそっと触れる。



『力を行使する度に、そなたの居場所が分かってしまう
そなたを殺そうとする者もいるんだ
我に二度もそなたを失えと言うのか?』



「あ…」



頬にちゅ、とキスされて抱き締められた。



「ごめ…なさい……」



『あまり心配させないでくれ』



そう言ってくれたルアンが、心から愛しい。


でも…私はまだ、本当に危険だということを分かってはいなかったんだ。





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巫女    龍神  女神  異世界  切ない  生まれ変わり  愛憎  和風  永遠 

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