暁月と翡翠が咲月の意識に入って数時間。


空は咲月の髪と同じ、闇色になっていた。


部屋で一人待つ毬姫。


憂いを帯びたその目に、何が映っているのか…。


その時だった。



「う…」



「!
暁月…!?…翡翠!!」



ゆっくりと起き上がる、意識に入っていた二人だった。


頭を抱えながら起き上がった二人は即座に巫女を見た。


そのただならぬ様子に毬姫は戸惑った。



「な、何があったの!?」



「龍神………」



龍神、その言葉だけじゃ分からない。


でも、今聞いても何も答えてくれないだろう。


巫女は相変わらず眠っている。



「とりあえず…水でも持ってくるわ」



毬姫が出ていき、二人になった翡翠と暁月。


暁月はポツリと呟いた。



「この巫女は一体何なんだ…」



咲月が目覚めたのは、実に一週間後のことだった。



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